リウマチとは、あちこちの関節が痛んだり、腫れたりすることで発症します。リウマチは進行性の病気です。そのため、「十分な治療が行われない」などの理由で進行すると、関節が変形して、日常生活に不都合をもたらします。
リウマチが発症する原因はまだはっきりとはわかっていませんが、免疫の異常、遺伝子の異常、ウイルスや細菌感染などが組み合わさって起こるのではないかと考えられています。しかし、リウマチをはじめとするこれらの自己免疫性疾患は、早期に発見することにより、内服薬で症状をほぼ抑えられ、関節の不可逆的変形を防ぐことが可能となりました。
リウマチの症状が起こりやすい関節は、肩、鎖骨、肘、手首、手、股関節、膝、足首などです。「朝、目覚めたときに関節が動かしにくい、ぎこちない」などの症状が初発症状とされることが多いです。ただし、早期にはこれらの症状が軽く、診断が難しい場合があります。また、関節の痛みや腫れは年齢とともに起こりやすい症状であるため、リウマチが見過ごされることもしばしばです。
とはいえ、早期発見・早期治療は重要です。当院では関節の軽微な腫れにも注意を払っており、リウマチの早期診断に努めております。